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​《SNOW GRAVE》80×80×135mm

古墳の三次元計測調査に基づく触覚ツール

このスノードームは、187617個の点群からなる前方後円墳の計測データを用いた立体作品だ。測量調査は、毎年度末の冬に実施され、ごく数日だが雪が降ることがある。

​雪の日、現場を観察すると樹木や建造物などの直下を除いた墳丘面が雪におおわれており、まさに点群測量のようだった。同様に、スノードームの雪がオブジェをおおうのは一瞬だが、約1ヶ月の調査にはさまざまな物事・景観・人々のすがたがあったのだ。

​そして、作品名称を《SNOW GRAVE》とした。これは、スノードームの欧文名称"Snow Glove"と、墓を表す"Grave"を合わせた造語である。古墳は、埋葬施設をもつ遺構であり、日本列島や朝鮮半島にみられる特異なモニュメントであることを示した。

Exhibition

2018

日本図学会秋季大会(東京)第10回デジタルモデリングコンテスト | 大妻女子大学 | 東京

2019

みえないこともない | Joshibi SPACE 1900 | 神奈川

JOSHIBISION 2018"アタシの明日" | 東京都美術館 | 東京

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